チームワークを基本に、お客さまの厚い信頼を獲得

私たち広川車輌の歴史は今から遡ること136年前、明治20年に始まりました。当時は荷車・荷馬車を製造する企業として出発したのですが、世の中の変化とともに少しずつ業態を変化させ、現在に至っています。出発点の荷車時代から変わらぬのは、「搬送」をキーワードとしている点。特に製造工程における“生産物流”という分野を得意とし、コンベヤーや台車の製造、さらにはそこから派生して、3Dカメラを搭載した検査装置なども作るようになりました。また、サプライヤーとしても大手企業から信頼を寄せられており、同じく「搬送」をキーワードに、自動車等のタイヤ・ホイールなどを製造しています。その他にもメーカー代理店として、タイヤやコンベヤー、ホイールといった製品を販売するなど、商社としての一面も併せ持っております。

こうした多岐にわたる事業を通じて、当社が最も大切にしてきたのは、社員によるチームワークです。モノづくりの現場において、一人でできることには限りがあります。たとえ社員各自が指揮官として、あらゆる工程に目配りしたとしても、お客さまはもちろん、社内の設計担当や外注先の製作担当など、それぞれの声を聞き、力を借りなければ、良いモノは作れません。そこで当社では、各社員がチームワークの“結びめ”となるよう心がけ、総合力のモノづくりをモットーとしてきました。その結果、ユーザーさまから厚い信頼とご愛顧をいただき、今日に至るまで企業活動を継続させてもらっています。

今後はあらゆる分野において、A IやI o Tなどのデジタル技術がますます進化していくと予測されます。当社も持ち前の「進取改革の精神」を発揮して、独自の技術を提案していかねばなりません。時代が大きく転換する時だからこそ、私たち広川車輌にしかできない仕事がある。そう信じて、目の前の仕事に日々全力で取り組んでおります。

代表取締役社長 久保悦邦